分析屋さんが言いたがらない 分析のテクニックあれこれ
2024.10.24更新
ICP-OESでは、分析にプラズマを使用しますが、このプラズマは点灯後すぐに安定するわけではありません。そのため、プラズマを点灯してから少し時間をおいて分析を開始することが推奨されています。では、実際どれくらい持つべきなのでしょうか?また、求める分析精度を考慮した場合、どの程度の待ち時間が適切なのでしょうか?
今回は、プラズマ点灯後のシグナル強度と安定性について調査し、その結果をお知らせします。皆さまの運用における参考になれば幸いです。
2024.10.9更新
スペクトルの解析シリーズ第25回、無機ケイ酸塩編です。無機ケイ酸塩は、ケイ酸イオンの金属イオンから成る無機化合物で、鉱物として自然界広く分布しています。その中でも工業的に重要なタルクとカオリン(カオリナイト)を取り上げます。いずれも柔らかさと滑らかさを併せ持つ粘土製の鉱物で、製紙用の填料、プラスチック用の充填剤、化粧品用の顔料、医薬品用潤滑剤など、さまざまな用途で利用されます。そのため、異物分析でもしばしば検出されます。今回はこれら無機ケイ酸塩に着目し、スペクトルの特徴と分類のポイントとをお話ししていきます。
2024.10.7更新
オートサンプラーが普及してマニュアル注入の機会は少なくなりましたが、いざ!という時のために、マイクロシリンジを使いこなせるよう、マイクロシリンジを使用する時の注意点や、コツをご紹介します。
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ここ数年、世界的にヘリウムガスの供給が困難な状況にあり、安定してヘリウムガスを使用することが、難しくなっています。
パーキンエルマーでは、ICP-MS、GCにおける代替案をご用意しております。
NexION 5000は、真のトリプル四重極を搭載した初めてのマルチ四重極ICP-MSシステムです。半導体業界等で要求される厳しい微量元素分析ニーズ対して、NexION5000 に搭載された 4 つの四重極の機能やこの機能を利用した応用例と有用性について「オンデマンドe-ライブラリー」をご用意致しました。高分解能形ICP-MSや従来のトリプル四重極ICP-MSを超えて、卓越したバックグラウンド相当濃度 (BEC) と優れた安定性を提供します。
従来のICP-MSを超えるこの性能をぜひ体験してください。
最先端の技術であるナノテクノロジーは、急速に成長しています。またライフサイエンスの領域では、一細胞単位でのシングルセル解析技術に大きな注目が集まっています。
NexION 2000はこれらのナノマテリアルや単一細胞の分析を行うために必要な要件を満たしており、新たなアプリケーションニーズに貢献します。